脅迫状筆跡鑑定 中田カウスさん会見

以下、(脅迫状筆跡鑑定　中田カウスさん会見（産経新聞） より引用)

　漫才師、中田カウスさん（５９）宅に脅迫状が送りつけられた事件で、所属の吉本興業が独自の筆跡鑑定をしたことを受け、被害者のカウスさんが２６日、大阪市中央区の同社本社で会見した。一問一答は以下の通り。　

　－－報道を見た感想は？

　「忘れられようとしている本筋の１月９日の襲撃と、翌日の劇場（ＮＧＫ）への脅迫のところへ戻れるなあということ。僕はこないだ記者会見で申し上げましたが、脅迫状に関して『本気で送ってきているなら、（容疑者は）ここ』『嫌がらせ、いたずらならここ』と絞り込んでます。まだ一番肝心な襲撃犯は逮捕されていませんけど、なんか浮かび上がっている雰囲気はするんです。捜査もだいぶん進展しているんではないか、という大阪府警の関係者からの風の便りは入ってきますし、兵庫県警さんのところでは、もっとつかんでいるような話が入ってきてますんで、やっぱり最初（襲撃と劇場への脅迫）のところは、あってはならないことですから、今のところそこに神経は集中してます」

　 ［フォト］　中田カウスさんあてに郵送された脅迫文

　－－いたずらならここ、というのは前田さんのことか

　「脅迫状を読むと最後にびっくりマークがありまして。脅迫状だけでもびっくりすんのに、わざわざびっくりマークをつけてくれんでもええのにね（笑）。まぁ、よく似てるんじゃないかな、と。脅迫状が届く前に前田さんともめごとは一切ございません。それほどの付き合いはない。坂田さん（前田さんの相方の坂田利夫さん）とは電話のやりとりや食事一緒にいったりするんですが」

　－－一部報道では前田さんは「住所も知らん」と言っていたようだが

　「でも、年賀状は届くんですねえ。住所を知らないのに年賀状は届かないと思うんですね。僕は年賀状をもらっても返したことは一度もない。年賀状を読むと返す気にならないという内容でしたから」

　－－非常にわかりやすい筆跡で、なぜこんなわかりやすい脅迫状が届いたのだと思うか

　「前田さんかどうかは知りませんよ。でも、本人はわからない、と思ったんでしょう。いつもの自分の字じゃない書き方をしたんじゃないですか。角張った字で。でもプロの鑑定士にはごまかせない癖というのがあるらしく、ごまかしはきかないんじゃないか、と思いますねえ。脅迫状の中に、どこかに笑いは落ちてないかな、オチはないかな、と見ましたけど、いたずらでなく、ほんとの嫌がらせ。何よりも許せないのは、ここでも言えないような言葉を使ってますから。あの言葉は芸人としては絶対使ってはいけない。許せません。面倒見てもらってる会社の人を、僕と同様の目に遭わすということは、ましてや許せませんし。あの中に、いたずらとして映ることはどこにもない。まあ『びっくりしたやろ』と、わびにきてくれたら、と思うことはあるけど、そういうこともないですねぇ」

　－－自身の中で確信してるようだが

　「誰とは言える立場にない。特定の誰というのは、警察にこれからやっていただけるんですから、それは警察の方で聞いてほしいんです。何度も言いますが、これがこんなことで終わってもらったら困る。１月９日の襲撃、いまだに犯人は捕まってない、警察のなかでは相当進んでるし、株主総会までにはなんらかの報告があるのではないか、と期待を持たせてくれる警察の方のお話も聞いております。だから、襲撃と劇場の脅迫の電話と、今騒がれてる脅迫状とは別の犯人じゃないかと思うんですね。僕を襲ったときのバットは新品やったと思うんですね。そこに巻いてる（粘着）テープの巻き方やクラッシャーのつけかた、フルフェース（のヘルメットを）かぶって指紋が出ないように手袋して…という慎重さと、今度の脅迫状の直筆で書いてくる落差をみると、まったく今回の脅迫状と前回とは違う犯人なんでしょう。今回は僕のような素人でも情報が集まったんですけど、襲撃と劇場の脅迫については、もやっとした話は入ってきてます。このモヤっとしたことが、もう少ししたらはっきりしてくるんやろな、という感触はあります。そこをみなさんも取材と協力をぜひお願いしたいと思います」

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引用はここまでです。

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